セロトニン(幸せホルモン)の、精神面へのメリットとセロトニン不足を起こす生活習慣
2023年11月3日
〇セロトニンとは?
1ノルアドレナリンや2ドーパミンと並ぶ、三大神経伝達物質の一つで、別名「幸せホルモン」と言われます。
精神面に大きな影響を与えるため、セロトニンの分泌量が多いと、精神面が落ち着き安定します。
さらに、快眠、食欲、緊張、焦り、怒りなど感情を抑制してくれます。
セロトニンの分泌量が多いと、精神面を落ち着かせてくれるだけでなく、自律神経が整う、質のいい睡眠がとれる、寝起きがいいといったメリットも。
1ノルアドレナリン 驚き、恐怖、興奮を感じさせる神経伝達物質です。
2ドーパミン やる気の元といわれ、活動することで分泌量が増え、寝ているときに分泌量は減ります。
セロトニン不足が起こると、イライラしたりストレスが溜まり、自律神経が乱れます。
その結果、疲労の原因となり、体調を崩してしまうきっかけに繋がります。
中でも、セロトニンの分泌量が減ってしまう一番の原因は、ストレスです。
ストレスフリーな生活習慣を心がけましょう。
〇セロトニンが不足してしまう生活をしていませんか?
・昼夜逆転の生活をしている
・一人で食事をすることが多い
・ダイエットで偏った食生活をしている
・常に心が不安定
セロトニンの分泌量が減り続けると、結果的にうつ病のリスクを高めてしまいます。
〇セロトニン不足にならないために
・外出して日に当たる時間を増やすこと
・タンパク質(肉、魚)を摂る
・ウォーキングやストレッチを取り入れる
セロトニンは、日に当たることで活性化し、メラトニン(睡眠ホルモン)を生成します。そのため、夜にぐっすり寝るためには、日中は日に当たり、セロトニンを活性化させることが大切です。
〇セロトニンの約90%は、腸で作られている
食事で摂れたトリプトファンから、セロトニンのもとを作ってくれるのは腸内細菌です。
そのため、腸内環境をよくすることでセロトニンは増えてくれます。
トリプトファンが摂れる食事には、カツオ、マグロ、レバー、豆腐、納豆があげられます。
・秋はキノコが旬
秋の味覚として親しまれるキノコは、9月~11月が食べごろです。
キノコは、約9割が水分で出来ています。そのため、色々な効能が見られます。
・便秘解消
・利尿作用のあるカリウムが含まれているため、余分な水分や塩分を排除してくれます。
・脂肪吸収を抑えて、燃焼させてくれるため、むくみ予防にも
・免疫力を向上させてくれるため、ガンの発生を防いでくれます。
〇キノコを使った秋の一品
~鶏むね肉とキノコの和風仕立て~
2人分
鶏むね肉 1/2枚
えのき 1/2
ブナシメジ 1
青ネギ 2本
A 醤油、みりん、酒、各大さじ1、ゴマ
1.ブナシメジとえのきは、根を切り割く
青ネギは細切り
鶏むね肉は酒に浸けてそぎ切り
2.鶏むね肉をサラダ油で弱火で焼き、裏返したところでえのきとブナシメジを加える
3.Aを入れて、炒める
4.ゴマをふりかけて出来上がり
セロトニンは別名「幸せホルモン」と言われる物質であるだけに、日常生活には欠かせないものです。
セロトニンが不足してしまわないためにも、ストレスをためず、日中はなるべく外出をして日を浴び、適度な運動を取り入れて、幸せな健康生活をこころがけましょう。