糖質依存症、(糖質中毒)と血糖値が与える身体の老化
2023年10月14日
近年、糖尿病や糖尿病予備軍の方が増え続けており、血糖値を気にする方が多く見られます。
糖質依存症(中毒)は、一度陥ってしまうと抜け出すことが難しく、負のループです。
さらに糖質は撮り続けることで、身体に不調を来すだけでなく、目に見える形(老化)として現れます。
〇依存と中毒
糖尿病を改善するには、薬に頼らず糖質依存症(中毒)を治す必要があります。
普段、甘い食べ物や飲み物が好きでよく口にしていませんか?
それは、好きで食べているのではなく、糖質依存症(中毒)に陥っている可能性が高いです。
好きという感覚がなくても日常のルーティンとして何気なく取り入れてしまっている、缶コーヒーや清涼飲料水にも糖質依存症(中毒)になる可能性があるので、注意が必要です。
〇どうして糖質依存症になってしまうのか
甘いものを食べたり飲んだりすると、急激に血糖値が上がります。これを血糖値スパイクといいます。特に甘い飲み物は、咀嚼することなく体内に入るため、急激に血糖値が上がります。
血糖値が上昇すると、「ドーパミン」という快感ホルモンが放出され、幸せを感じ、ハイな気分になります。これは、コカインや覚せい剤の作用にとても似ています。
この幸せを感じる快感は、一時的なものです。
上昇した、血糖値を下げるため多量の「インスリン」が膵臓から分泌され、血糖値を急激に下げます。
この時に、イライラや不安感に襲われ身体が再び、糖質を欲してしまうという負のループが出来上がってしまうのです。これが、糖質依存症です。
このような糖質依存症から抜け出すには、努力が必要で大変ですが、糖質依存症になってしまうことの、リスクを理解して、糖質依存症から抜け出す努力を実践していきましょう。
〈リスク〉
糖質依存症になると、肥満や糖尿病になり、その先にガン、「心疾患」、「脳血管疾患」になってしまうといったリスクがあるということを理解しておきましょう。
〈実践〉
糖質依存症になってしまっている方には、共通して甘い物を日常的に食べていたり、飲んでいる方が多いです。
常に家の冷蔵庫に買い置きがあったり、コンビニに寄ったついでに甘いものを買ってしまうという習慣がありませんか?
思い当たる方は、その頻度を減らし、最終的には辞められるようにしましょう。
中でも、毎日甘い物を摂取してしまっている方は、週に1回または頻度を減らして少しずつ甘い物が欲しいという欲求をなくし、健康な身体作りをしていきましょう。
糖質を摂らなくなると、身体に疲れが溜まりにくくなり、風邪や体調不良になることも、少なくなる上に、いつまでも若々しい印象でいることが出来るというメリットがあります。
〇食事を摂る順番も意識して
血糖値の上昇を緩やかにするためには、食事をする際、先に野菜を食べましょう。次にタンパク質が摂れる主菜、最後に主食であるごはんを食べることを意識するといいでしょう。
また、食物繊維は胃や腸をゆっくり移動するため、満腹感が得られやすいです。そのため食べ過ぎを防ぐことができます。ぜひ、食事にキノコ、野菜、海藻類を取り入れてみてください。
〇食事後の運動習慣を
運動不足や肥満の方は、インスリンの効果があまり発揮されず効果も見られにくいです。
そのため、運動を取り入れ、血糖値の上がりすぎを防ぎましょう。
また、運動のタイミングは、血糖値の上昇を防いでくれる食後がオススメです。
激しい運動でなくても、散歩など毎日続けられることを生活に取り入れることが大切です。
糖質を摂り続けることで、疲れも溜まりやすくなり、さらにこれから外は寒く室内は暖かいといった寒暖差が激しい季節により、体調を崩してしまいます。
ぜひ、糖質を抜く生活を意識して健康な身体作りを手に入れましょう。